中古車を購入する際には中古車ショップに出向くことが多いと思います。しかし、実は中古車ショップに展示されている中古車には、様々な中古車店の都合による費用が上乗せされています。 たとえば中古車販売店の家賃や人件費、そのほか在庫の維持費なども上乗せされています。それに利益も加えると相当な額になります。中古車店で中古車を購入すると、どうしても中古車本体の価格とは関係ない費用をたくさんとられてしまうというわけです。
中古車オークションとは、その名の通り中古車に関するオークションです。中古車オークションでは毎週12万台以上が取引されており、仲介業者を介さないため常に適正な価格で中古車が買えるため、今人気を集めています。 あくまで概算ですが、中古車店で買うよりも10%以上安い価格で希望する中古車が買えることも少なくないです。
※注)ただし、中古車オークションではヤフオクのように落札希望者が自ら入札に参加することはできません。 中古車オークションの入札に参加できるのは、資格を持ったプロの業者のみです。
こうした資格を持つ業者はオークション代行業者と呼ばれています。オークション代行業者はお客様から代行手数料を受け取り、お客様に代わってオークションに望みます。 オークション会場は出品者から出品料を、購入者からは落札料などを受け取って生計を立てています。
オークション会場は日本全国津々浦々に点在しています。オークションを主催しているのは、社会的な地位のある上場企業ばかりです。たとえば、敷地面積約16万坪のオークション会場、USS東京を有する株式会社ユー・エス・エスは東証一部上場企業です。 普段CMなどで目にすることがないためわれわれにとってはなじみが薄いですが、信頼できる企業がほとんどです。 皆さんも信頼できる中古車オークションで、中古車を購入してみませんか?
中古車オークションにかかわるのは、出品者・落札者・オークション会場の3者です。出品者は所有する中古車をオークションにかけ、オークション会場に対しては出品料などを支払います。一方、落札者は中古車のオークションに参加し、落札した際には落札料などを支払います。 オークション会場はオークションの場を提供し、その見返りとして出品料及び落札料などを受け取ります。中古車オークションは、このようなシンプルな仕組みで成り立っています。
今の世の中は非常に便利になったもので、ネットでも代行業者が探せるようになりました。しかし、本気で中古車オークションを利用したいと考えているのならば、ネットの情報だけで決めるのではなく、実際に代行業者に出向いて実際に相手の業者の顔を見てください。代行というのは契約であり、契約というのは人と人とのやり取りです。なるべく相手の顔をよく知っておいた方が、契約もスムーズに運べます。
続いて購入前のチェックポイントについてです。オークションでは実際に依頼者が現物をチェックすることはできないので、代行業者のチェックが重要になってきます。このチェックをしっかりやってくれる業者は、良い業者といえます。ワイパーはきちんと動くか、電球は切れていないかなどの細かい情報は出品票には記載されませんが、依頼者には気になる重要な要素です。これらの質問にもきちんと答えてくれる業者は、良い業者と言えるでしょう。逆にあいまいな逃げ口上に終始するような業者は危ないです。
また、名義変更は依頼者がやってもいいのですが、基本的には代行してくれる業者をお勧めします。名義変更に不備があった場合、書類の再発行が必要となります。書類の再発行待ちの間はせっかく購入した中古車も使えません(名義変更前に事故を起こしたら大変です)。そのようなリスクはなるべく避けたほうがいいものです。名義変更は間違いのないプロに頼んだ方がいいでしょう。
また、個人業者や少人数の業者はよほどのことがない限りは避けたほうが賢明です。個人や少人数ではおのずとできることも限界にありますし、保証能力も低いです。ある程度体力のある業者を選んでおいた方が、後々トラブルを起こさない可能性が高くなります。
まず一つ目はなんといっても価格が安い、中古車オークション相場の項目でも軽く触れましたが、中古車オークションでは車両価格に余計なマージンが上乗せされていないため、中古車ショップで購入する場合と比べてもはるかに安い金額で中古車を購入することができます。 事故車やかなり古い車両なら、年式にもよりますが価格が10万円を切ることもあるようです。もちろん、値段の安い車両は品質もそれ相応ではありますが、1年2年乗れれば十分と考えているのならば、これらの車両を買う価値は十分にあるといえるでしょう。
2つ目のメリットは希望の車が見つかりやすいこと。中古車オークションではなんと、毎週約12万台もの中古車が売り買いされています。これだけあれば希望の車両を見つけるのも、そう難しいことではありません。 少なくとも近所の中古車ショップにわざわざ何件も出向いていちいちチェックしたり、遠方の中古車ショップに電話をかけたりするよりはよっぽど効率的です。
3つ目のメリットは安全性。中古車ショップで中古車を購入する場合、走行距離の改ざんや事故歴隠しがあっても、購入する側はそれに気が付くすべがありません。気が付かないうちに事故車を高い値段で買わされてしまった、という事態も起こりうるわけです。 しかし、中古車オークションでは出品前に検査員のチェックが入るため、事故歴隠しや走行距離メーターの改ざんがあった自動車をそれと知らされずに買わされるようなことはまずありません。
車両の状態が出品票と呼ばれる票に記入されており、車の客観的な評価である評価点が数字で表されているため、安心して中古車を購入することができます。このように中古車オークションには、数多くのメリットがあります。中古車購入を考えている方は、利用を検討してみてはいかがでしょうか。利用を検討してみてはいかがでしょうか。
下取りとはそもそも、車を買い替える際に新しい車をそのカーディーラーで購入することを条件に、今持っている車を買い取ってもらうという契約です。しかし、カーディーラーはあくまで販売がメインの業者ですから、下取りは適当に行われているとまでは一概にいえませんが、買い取り専門店と比べると熱意が少ないことは事実です。
オークションで中古車を落札したら、その車の出品者はオークション会場に名義変更の手続きに必要な書類などを送付します。また、落札者はオークション会場に落札した金額を振り込みます。これらの一連の流れが終わると、オークション会場は出品者に対して落札価格を振り込み、また落札者に名義変更の手続きに必要な書類などを送ります。 要するにオークション会場が落札代金と名義変更の手続きに必要な書類の交換の橋渡しを行うわけです。 このように中古車オークション会場が間に入ることにより、いつまでたっても落札金額が振り込まれない・直接やり取りしてトラブルが起こった、などのもめ事を防ぐことができます。
落札した中古車に何らかのトラブルがあった場合には、落札者はクレームをつけることができます。 ただし、クレームが付けられる時間には制限があります。クレームを受け付けてくれる期間を「クレーム期間」といいます、クレーム期間は1週間程度です。クレーム期間を過ぎてしまった場合、オークション会場はもめ事については関知しません。 たとえエンジンが動かなくても大きな傷があっても、オークション会場は一切かかわりません。ただし、メーター改ざんについては商法上の都合から、通常で6か月のクレーム期間が定められています。ようは何か問題があったら、さっさと話してくださいというわけです。 逆にいうと出品者からすれば、最初の1週間さえ乗り切ってしまえばあとはその車両がどうなろうと知ったことではないわけです。そのため、一部の悪質な業者は事故歴を隠すなどして出品する場合もあるとはいえ、ほとんどの業者は良心的なので、過度に心配する必要もありません。